純米酒 黒牛 1,800ml

【旨口といえば黒牛、黒牛といえばこの一本】

◆Flavor 〜香りを取る〜

あんずの果実、小さな黄色い花のようにほのかでキュンとする香り。

◆First 〜口に含む〜

じゅわっと舌全体に行き渡る複雑に入り組んだ旨味。その旨味は、しっかりとした骨格ながらごつごつしておらずなめらか。

◆Second 〜飲み込む〜

のど越しは存在感を残しながら、じわりとお腹に収まる感覚。適度な酸味が後口のキレを生み、旨味に反してさっぱりとしていて次の一口を誘う。

◆Comment 〜総評〜

淡麗酒ブームの時代にあっても旨口を極め貫き、一線を画す存在となった名酒。

そのこっくりとした旨味はあらゆる酒温で表情を変え、絶妙な後キレをもって全体をまとめ上げる。

一般的に地元消費の酒といえば普通酒が多いが、「黒牛」の地元、海南市黒江を中心とする町の人たちは普段からこの純米酒を愛飲しているのだとか。

常温で気軽に飲めるが、冷やせばソリッドな印象に、燗をつけるとより広がる旨味を楽しめる。

冷やしてチゲ鍋といっしょに、燗でサバの味噌煮と合わせたい。

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